2014年3月20日

Tutti mi aiutano

みんなが私を助けてくれる


今朝の出来事です。
アンドレアがニュースの文字放送を見ながら、現在、新たにイタリアで起こっている訴訟について話し始めました。登場人物が複数になる説明は、時々、私の頭を混乱させます。なぜなら、イタリア語では主語を省略することが多いからです。動詞の形と前後の話から、主語が何かを考えないといけない。今朝のその話題もそうでした。


一通り彼の説明を聞いてから、『うーん、よく分からなかったわ』と私が言うと、アンドレアはその後、ゆっくりと言葉を選びつつ再び説明してくれました。少しずつでしたが、話の中身が見えて来て、今度は多分分かったかな?という思えました。でも、絶対という確信はない。

それで
『うーん、、、つまり、こういうことよね。A裁判官は、この間から続いている訴訟に携わってる女性裁判官で、、、、』と私が復唱しだすとアンドレアがすぐに私の言葉を遮った。
『いや、だからやな、、、』


これと同じことが、つい最近、病院でも起こった。検査の手続きに関しての説明で。私が分かったことを復唱しようとすると、看護婦さん達が(しかも一斉に、、、笑)、もう一度説明を始めてくれる。そして、言葉を遮られた私は、何も分かっていなかったのか?と思い聞き直す。そして『つまりこうよね、、、』と復唱しようとすると、また途中で遮られる。結局『分かりました』というまで、それは繰り返された(笑)




なんだか、自分の頭がとっても悪くなった気分。あぁ、言葉が不自由って大変。




それと同じ感覚が、今朝は、蘇ってしまった。なんだか悲しくなって、涙が溢れた。
『どうしたん?』
『なんか、自分がアホになった気分。なんで最後まで聞いてくれへんの?』
『だって、分からんって言ったやんか。僕、助けたいだけなんやけど、、、』
『人が話してる言葉を遮って?病院でもそうやってん。私の話は、なかなか聞いてもらわれへんかった』


吃驚した顔のアンドレア。そして一言。
だから、彼女達も助けたかったんちゃう?僕もやけど、誰もあんたのことをアホとか思ってないで、、、』
『人の話を最後まで聞いてくれてもいいやん!』
『あんた、、、それは、、、これがイタリアやねん。ほんで僕イタリア人やし、、、』


笑えてきた。
そうやった!粕汁が好物でも、この人はイタリア人やった!


不貞腐れてる私を見て、『ほんなら、ほれ、説明してみ?』とアンドレア。
今度は遮られることなく最後まで説明できた。そしたらアンドレアは、
『分かってるやん!なんで、分かったのに分からんって言ったん?』



うーん、そうかぁ。分からんかったの多用はやめよう。
そして、助けてあげようと思ってくれるとああなるのかぁ、、、。


まだまだイタリアーナへの道のりは長い!修行ですな(笑)


では、また!(^_^)



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