2015年1月22日

Torino, l'opera e il cioccolato

☁︎|poco poco ☀︎
トリノ、オペラとチョコレート

忘れちゃわないうちに。
この間の日曜日は、お友達とトリノにオペラを観に行ってきました。

トリノの王立歌劇場の天井。


先日のピサの劇場とは全く違う作りの劇場。イタリアによくある馬蹄形劇場ではなく、日本にあるコンサートホールの様な感じの劇場です。天井やシャンデリアもモダンですね。

実はトリノの歌劇場も、歴史は長く1740年に創立されました。劇場もその当時は馬蹄形だったそうですが、1936年に火災で全焼。第二次世界大戦後、劇場が再建され開場されたのは1973年なのだそうです。


その日に観た演目は、グラナドスの『ゴイェスカス』とプッチーニの『修道女アンジェリカ』。どういう理由でこの二曲が選ばれたのか分かりませんが、『ゴイェスカス』の最後の台詞が妙に頭に残りました。『la vita è una prigione ma la morte.... Oh! mistero(生きるのは囚われ、だが死は…神秘)』。

そして、次のオペラの修道女アンジェリカは、演出により時代背景を変えてありました。場所は修道院ではなく、精神の患った人達を収容している大きな鉄柵のある一部屋。アンジェリカは、その柵の中で生きている一人の設定。

彼女は、産まれてすぐに引き離された息子の病死を知り、最後には自らの命を絶ち息子の元へと向かいます。しかしカトリックでは、自殺は息子の待つ天国ではなく、地獄への道を進まなければなりません。死んだ後、彼女は救われたのでしょうか?

そのドラマとゴイェスカスの最後の台詞が重なったりもしました。面白かったです。

オペラを堪能して、すっかり暗くなった町の写真を数枚撮って、 老舗のチョコレート屋さんGuido Gobinoに。生チョコとオレンジピールにチョコレートがかかったものを、良い子でお留守番のアンドレアに買いました。小さなお店でしたが、奥にはホットチョコを飲めるカウンターもあったりして、なんだか幸せの空気が漂うお店でした。



大きな建物にゆったりの空間で、また訪れたい町トリノでした。
では、また(^_^)


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